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今期も売上が増加し、収益性が上昇。2017年度見通しの達成に向けて順調なクラリアント。

  • 2017年1~9月の売上は現地通貨ベースで10%増加し、46億9,800万スイスフランに
  • 特別項目控除前EBITDAは10 %の大幅増
  • 特別項目控除前EBITDA利益率は15.3 %に上昇
  • 2017年度の見通しは変更せず
最高経営責任者ハリオルフ・コットマンは次のように述べた。「クラリアントは、引き続き着実に戦略実現を成功させている。 2017年度1~9月期は売上、収益性ともに10%アップという素晴らしい実績を上げ、目標達成に向けて着々と進んでいる。当社の成果の基盤はイノベーション、サスティナビリティ、そして社員の果てしなきコミットメントだ。 ポートフォリオ全体でのイノベーションの活用は、本日発表したバイオエタノールおよび関連するライセンス・酵素の商業化でも実証された。 Sunliquid®セルロースエタノール製品単独で5,000万前後の売上を見込んでいる。バイオテクノロジー分野における当社のイノベーション能力がここにはっきりと表れている。 2017年は、上半期にキャッシュフローが一時的に縮小したものの、現地通貨ベースでの成長や、営業キャッシュフロー、絶対値ベースの特別項目控除前EBITDA、EBITDA利益率の改善といった目標の達成は可能だと確信している」

2017年1~9月期 - 売上と収益性のさらなる改善

2017年10月31日 ムッテンツ発‐スペシャルティケミカル分野の世界的リーダーの一社であるクラリアント社は本日、2017年度1~9月期の売上が2016年度同期の42億9,900万スイスフランに対し、46億9,800万スイスフランとなったと発表した。この数値は現地通貨ベースで10 %増に相当する。すべてのビジネス分野が売上成長に貢献した。特筆すべきは触媒ビジネス分野と天然資源ビジネス分野の2桁成長である。販売高が増加した結果、オーガニック売上は現地通貨ベースで6%増加した。

最も力強い伸びを見せたのは北米と中東・アフリカであった。両地域とも売上は現地通貨ベースで16%増加している。 アジアの売上は中国と東南アジアの急成長に支えられ、12%増加した。 ヨーロッパの売上は堅調で8%の増加となった。中南米は依然として厳しいマクロ経済環境が逆風となり、-1%とわずかながらマイナス成長となったが改善の兆しが見える。

ケアケミカルズビジネス分野および触媒ビジネス分野は、引き続き力強い成長が見られた。 ケアケミカルズの売上は現地通貨ベースで9%増加した。コンシューマーケアビジネスとインダストリアルケアビジネスが力強く成長している。触媒ビジネス分野の売上は19 %増となった。オーガニック売上の伸びが14%に達している。

天然資源ビジネス分野の売上は18%伸びた。2016年度に北米でKel-TechとX-Chemを買収したことの影響が大きい。ファンクショナルミネラルズの成長に牽引され、天然資源ビジネス分野のオーガニック売上は3%増加した。プラスチック&コーティングビジネス分野の売上は5%増となった。3つのビジネスユニットのすべてで成長が持続している。特に中国の成長が著しい。

特別項目控除前EBITDAはスイスフラン換算で10 %増となり、前年度の6億5,200万スイスフランに対し、7億1,700万スイスフランに達した。収益性上昇の主因は、触媒ビジネス分野の急成長とプラスチック&コーティングビジネス分野の継続的発展である。 これに伴い、前年度15.2%だった特別項目控除前EBITDA利益率は15.3%に上昇した。

2017年度第3四半期 - 売上高と絶対値ベースEBITDAの勢いは変わらず

2017年度第3 四半期売上は、現地通貨ベースで12 %増の15億6,600万スイスフランとなった。買収と合弁事業Süd-Chemie India Pvt Ltd.の買収・完全統合による影響を除いたオーガニック売上成長率は現地通貨ベースで9%となった。これだけの大幅な売上増大を牽引したのは販売数量の増加であった。

地域別では、北米の売上が現地通貨ベースで22%も伸びている。買収を除いても、北米の売上は8%の大幅増である。 アジアの売上は現地通貨ベースで15%増加、中東・アフリカとヨーロッパの売上は現地通貨ベースでそれぞれ25%と6%増加した。厳しい経済環境にも負けず、中南米は売上を3%伸ばした。

販売数量の増加を受け、ケアケミカルビジネス分野の売上は現地通貨ベースで10%増大した。触媒ビジネス分野ではオーガニック成長率が27%の力強い伸びを見せ、売上が33%増加した。 天然資源ビジネス分野の売上は買収の効果で16%増大した。ハリケーン「ハービー」の一時的な悪影響はあったが、オーガニック売上も3%増加している。 添加剤とマスターバッチの好調を背景に、プラスチック&コーティングビジネス分野の売上は7%増となった。

触媒ビジネス分野の急成長、ケアケミカルビジネス分野の売上増大、プラスチックス&コーティングビジネス分野の貢献に牽引され、特別項目控除前EBITDAは13%増の2億3,500万スイスフランに達した。その結果、グループ全体の特別項目控除前EBITDA利益率は、前年度の14.9 %から15.0 %に上昇した。

2017年度見通しの実現が確定‐収益性およびキャッシュフロー創出は引き続き堅調

商品価格や通貨の大幅な変動、さらには政情不安を特徴とする不確実な環境が今後も継続するとクラリアントは予想している。 新興市場の経済環境は今後も変化しないことが予想される。米国とヨーロッパでは成長が持続すると私たちは見ている。

2017年度は、厳しい経済環境が続くものの、現地通貨ベースでの成長、ならびに営業キャッシュフロー、絶対値ベースの特別項目控除前EBITDAおよびEBITDA利益率の改善を達成できるとクラリアントは確信している。

クラリアントは、スペシャルティケミカル業界の一流企業としての地位を確立するという中期目標を据え置く。 具体的には、特別項目控除前EBITDA利益率を16~19%とし、同業他社平均を上回る投下資本利益率(ROIC)を達成する。

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