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クラリアントとハンツマンは対等合併計画の破棄を決定

  • クラリアント株主3分の2以上の多数の獲得について不確実性が高まったため、合併が実行できない可能性
  • 利害関係者全員の利益を最優先に合併中止を決定
  • クラリアントは市場での地位を一層強化するため、引き続き成功戦略に重点を置く
2017年10月27日スイス、ムッテンツ発-クラリアント(SIX: CLN)とハンツマンコーポレーション(NYSE: HUN)は本日、計画していた対等合併を相互の合意に基づき中止したことを共同で発表しました。合併中止の決定は、クラリアントとハンツマン両社の取締役会において全会一致で承認されました。

共同声明でハンツマン社社長兼最高経営責任者ピーター R. ハンツマンとクラリアント社最高経営責任者のハリオルフ・コットマンは次のように述べています。 「私たちは現在も2017年5月21日付で合意した対等合併計画について、長期的に株主の皆様の最善の利益になったであろうことを確信しています。しかしながら、アクティビスト投資家ホワイトテール・ホールディングスがクラリアント株の買い集めを続け、合併取引に反対していること、そして現在、他の一部の株主がそれに賛同しているという状況から、スイスの法律が合併の承認に必要と定めている3分の2の株主の賛成をクラリアントが確保できるかどうかについて不確実性が高過ぎると判断しました。これらの状況、また、ハンツマンとクラリアントの両社において大きな混乱が生じ、不透明感が漂っていることを考慮し、合併取引を中止することを決定しました。この決定により、両社は再び、それぞれの会社と株主、社員、その他の利害関係者にとって最大の利益になるように、独自の戦略に集中することが可能になります。私たちはこれからもお互いへの敬意を持ち続けます。また、両社の社員が過去数か月間に示した並々ならぬ努力と熱意について、私たちは共に高く評価し、深い感謝の意を表明したいと思います」

「合併中止合意書」ではどちらの側による違約金の支払いも述べられていません。クラリアントは従って、「合併契約書」の中で述べられている2億1千万ドルの違約金および6千万ドルの臨時株主総会否決時の賠償金を支払うことはありません。

あらゆる戦略的選択肢を詳細に分析した結果、クラリアントの取締役会と執行委員会はハンツマンとの合併がクラリアントをさらに成長させ、利害関係者全員にとって長期的に価値を高める最善の選択肢と考え、合併を全会一致で可決しました。この考えは今もなお、圧倒的多数のクラリアント株主の賛同を得ています。ルドルフ・ヴェールリ取締役会長は「私たちは価値創造の機会を逃したことを残念に思うのと同時に、株主の皆様の支援に感謝を述べたいと思います。 当社の取締役会、最高経営責任者、執行委員会は今後、当社の実績ある戦略に集中し、世界最大手のスペシャリティケミカル企業の1社として、市場での地位を一層強化します」と述べています。

クラリアントの最高経営責任者ハリオルフ・コットマンは次のようにコメントしています。「合併に対するホワイトテール社の立場は私たちのものとは異なりますが、クラリアントの企業価値を高めるという点では関心を共有しています。私たちはすでにある効果的な長期成長戦略を継続することにより、この目標の達成に向けて全力で取り組みます。また、私たちはすべての利害関係者との対話を続けていくつもりです」

合併は、成長戦略の加速を可能にしたと考えられる一方で、クラリアントはスペシャリティケミカル分野の世界的リーダーになるという目標に向けて、自力で進むことに揺るぎない自信を持っています。クラリアントの戦略が成功していることは、収益性や企業価値の向上、成長を続ける強固なポートフォリオ、さらにはイノベーションやサスティナビリティ分野でのリーダー的立場といった優れた実績に裏付けられています。これらの要素は今後も引き続き、クラリアントが利益を拡大し、キャッシュフローや価値を創造する基盤となるものです。