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クラリアント社 2018年上半期、力強い業績成長を報告

  • 売上は現地通貨ベースで7%増の33億8900万スイスフランに
  • 特別項目控除前EBITDAは9%の大幅増
  • 特別項目控除前EBITDA利益率は改善し、15.5%
  • 当期純利益は38%増の2億1100万スイスフランに
  • 営業キャッシュフローは1億200万スイスフラン
  • 2018年度の見通しは変更せず

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最高経営責任者ハリオルフ・コットマンは次のように述べた。「当年上半期、クラリアントは売上、EBITDAの力強い成長を見せ、特に純利益の成長が最も顕著であった。クラリアントの『5本柱』戦略を忠実に実行していることが、ここ数年間の安定的成長という形で結実している。当社は今後もポートフォリオの進化に向けたイノベーションやサステナビリティに注力し、成長と利益性のさらなる前進を実現していく。2018年、当社は目標を達成すると私は確信している。」

2018年度上半期 力強い成長を継続

2018年7月25日ムッテンツ発 – スペシャリティケミカル分野の世界的リーダーの一社であるクラリアント社は本日、2018年度上半期の売上が前年同期の31億3200万スイスフランに対し、33億8900万スイスフランとなったと発表した。この数値は現地通貨ベースで7%増、スイスフラン換算で8%増に相当する。売上成長を支えたのは本業による売上であり、すべてのビジネス分野、特に触媒およびケアケミカルズビジネス分野が寄与した。

地域別では、ほぼすべての地域が順調な売上成長に貢献した。アジアの売上は現地通貨ベースで12%の大幅増となった。この売上増の要因は、主として中国における力強い販売拡大であった。中南米ではマクロ経済環境の回復を反映して、売上は12%増となった。北米の売上は7%増、ヨーロッパは3%増であった。

ケアケミカルズビジネス分野と触媒ビジネス分野では、引き続き順調な売上成長を計上した。ケアケミカルズビジネス分野の売上は、コンシューマーケアビジネスやインダストリアルケアビジネスに牽引され、現地通貨ベースで9%増となった。触媒ビジネス分野では、本業による売上成長が15%増と目覚ましく、売上は現地通貨ベースで22%の大幅増となった。

天然資源ビジネス分野の売上は、石油市場の需要改善を受け、現地通貨ベースで4%増となった。プラスチック&コーティングビジネス分野では、3つのビジネスユニットのすべてが成長に寄与したことで、比較対象となる前年度の好業績にもかかわらず、現地通貨ベースで3%増となった。

特別項目控除前EBITDAは9%増となり、前年度の4億8200万スイスフランに対し、5億2400万スイスフランに達した。主に下支えしたのは、ケアケミカルズビジネス分野、触媒ビジネス分野、プラスチック&コーティングビジネス分野であった。

対応する特別項目控除前EBITDA利益率は、主としてケアケミカルズビジネス分野の利益性改善を受けて、15.5%に上昇した。

当期純利益は38%増加し、前年度の1億5300万スイスフランに対して、2億1100万スイスフランとなった。EBITDAの上昇と特別項目の大幅な減少が、この成長を下支えした。

営業キャッシュフローは1億200万スイスフランとなり、前年度の1億1600万スイスフランから減少した。ドイツにおける単発的な税決済が、営業活動によるキャッシュフローの大幅な改善を実質的に相殺することとなった。

純負債は、例年上半期に見られる通常の季節的要因が反映され、2017年度末の15億3900万スイスフランから17億700万スイスフランに増加した。

2018年度第2四半期 売上増、EBITDAも改善

2018年度第2四半期、売上は現地通貨ベースで7%増の16億6700万スイスフランとなった。すべてのビジネス分野が本業による力強い売上成長に寄与したが、特に注目すべきはケアケミカルズビジネス分野と触媒ビジネス分野のプラス成長であった。

地域別では、ほぼすべての地域が成長に貢献した。アジアでは、中国およびインドの力強い継続的成長を受けて、売上は現地通貨ベースで10%増となった。中南米の売上は13%増、北米は9%増であった。ヨーロッパの売上も5%増と好調であった。最も小さな地域である中東・アフリカのみ、売上は10%減となった。

ケアケミカルズビジネス分野の売上は現地通貨ベースで10%増、触媒ビジネス分野は11%の大幅増となった。天然資源ビジネス分野の売上は、オイル&マイニングサービス、ファンクショナルミネラルの両ビジネスユニットが下支えし、6%増となった。プラスチック&コーティングビジネス分野の売上は、3つのビジネスユニットすべての継続的成長を受けて、4%増となった。

特別項目控除前EBITDAは、主としてケアケミカルズビジネス分野とプラスチック&コーティングビジネス分野が力強く寄与し、10%増の2億5600万スイスフランとなった。対応する特別項目控除前EBITDA利益率(グループ全体)は、前年の15.2%から15.4%に上昇した。

2018年度見通し 売上成長、収益性向上、営業キャッシュフロー創出を継続

クラリアントは、成熟市場では好業績を記録した昨年同期に相当する良好な経済環境が今後も継続すると予想している。新興市場は成長の下支えとなることが予想され、中南米では回復の兆しがみられる。

2018年度は、現地通貨ベースでの成長、ならびに営業キャッシュフロー、絶対値ベースの特別項目控除前EBITDAおよびEBITDA利益率の向上を達成できるとクラリアントは確信している。

クラリアントは、スペシャリティケミカル業界の一流企業としての地位を確立するという中期目標を確認する。具体的には、特別項目控除前EBITDA利益率を16~19%とし、同業他社平均を上回る投下資本利益率(ROIC)を達成することである。

For more details, please download the PDF of the press release.

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