クラリアント社、2021年度第2四半期は売上の2桁成長を背景に、大幅に収益性が増加


  • 継続事業の2021年度第2四半期の売上は、現地通貨ベースで12%増の10億3,200万スイスフランに
  • 2021年第2四半期のEBITDA利益率は前年同期の14.6%に対し16.8%と大幅に改善  
  • 2021年上半期のグループ全体の純利益は1億5,700万スイスフランの黒字へと増加
  • 2021年上半期の営業キャッシュフローは1,500万スイスフランに
  • 2021年の見通しは改善:売上成長率は現地通貨ベースで7~9%、EBITDA利益率は16.0~17.0%と予想 

「2021年度第2四半期、クラリアントは前年同期比で力強い収益増を達成し、業績の大幅な改善を示した。顔料事業売却の最終契約が締結されたことは、ポートフォリオ変革プログラムの完了に向けた必要不可欠なステップである」と、クラリアント最高経営責任者コンラッド・カイザーは語った。「クラリアントが2019年の収益性水準を超えることができたのは、当社市場に幅広い需要回復がみられたことや、広範な物流上の問題点に起因する課題に直面しながらも、原料コストの高騰を軽減できたことが要因であった。当社の魅力的なスペシャリティケミカル分野のポートフォリオは、効率性改善プログラムの効果的な実施の継続と相まって、この成功を可能にした。2021年、当社は業績の改善を引き続き目指す。またクラリアントの売上が現地通貨ベースで力強い拡大を示すとともに、EBITDA利益率が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック以前の水準を上回って回復すると予想している」 

2021年度第2四半期 – 売上の2桁成長に裏付けられ収益性が大幅に拡大 

2021年7月29日、ムッテンツ発 ― 集中戦略を持った持続可能で革新的なスペシャリティケミカル会社であるクラリアントは本日、2021年度第2四半期の継続事業の売上が、現地通貨ベースで12%増の10億3,200万スイスフランとなったと発表した。この数字はスイスフラン換算では11%増に相当する。ケアケミカルズおよび触媒ビジネス分野が力強く成長したことに加え、天然資源ビジネス分野の売上増が特に大きかった。この売上増は、すべてのビジネス分野における販売数量の増加と好ましい価格設定によるものであった。 

2021年度第2四半期は、明白な需要の回復を反映して、すべての地域で売上が伸びた。アジアではすべてのビジネス分野で売上が拡大し、現地通貨ベースで20%増の力強い成長となった。中東・アフリカも15%増と著しい成長を示し、次いでヨーロッパも13%の売上増となった。南北アメリカもオイルサービスの回復を受けて売上増となり、中南米は7%、北米は2%の成長率となった。

第2四半期のケアケミカルズビジネス分野の売上は、インダストリアルケアビジネスの2桁台の伸びが下支えし、現地通貨ベースで11%増となった。触媒ビジネス分野の売上は、スペシャリティ触媒の力強い伸びにより、現地通貨ベースで7%増と著しく拡大した。天然資源ビジネス分野の売上は、添加剤ビジネスおよびファンクショナルミネラルズビジネスが力強く回復したことや、オイルサービスの成長が戻ったことを受けて、現地通貨ベースで17%増と大幅に拡大した。  

継続事業のEBITDAは1億7,300万スイスフランに増加した。この値は、利益率にして前年同期の14.6%を上回る16.8%に相当する。この成長にプラスの影響を与えた要因としては、力強い販売数量の増加による営業レバレッジの改善に加え、価格設定方式や、クラリアントの効率性プログラムの実施が成功を続けていることにより第2四半期に追加で900万スイスフランのコスト節約が実現されたことや、前年度第2四半期に効率性プログラムの引当金が計上されていたことがあげられる。  

2021年度上半期 – すべてのビジネス分野で売上が拡大し、収益性は2桁の改善 

2021年度上半期の継続事業による売上は、19億4,500万スイスフランであった前年同期から、現地通貨ベースで7%増、スイスフラン換算で5%増の20億3,400万スイスフランとなった。 

上半期の売上は、ほぼすべての地域で増加した。ヨーロッパは15%増、アジアは14%増と力強い成長を示し、中でも中国が現地通貨ベースで20%増となった。中南米の売上は5%増、中東・アフリカも3%増となった。北米のみがオイルサービスの厳しい環境や、2021年度第1四半期の気象関連の事業途絶を受けて15%減となった。  

2021年度上半期、ケアケミカルズビジネス分野の売上は、インダストリアルケアビジネスの市場の回復が主因となって、現地通貨ベースで9%増と拡大した。触媒ビジネス分野の売上は、3つのビジネスラインすべて(石油化学、スペシャリティ触媒、合成ガス)の伸びに牽引されて、現地通貨ベースで9%増となった。天然資源ビジネス分野の売上は、添加剤ビジネスとファンクショナルミネラルズビジネスの2桁成長や、オイル&マイニングサービスの改善を受けて、現地通貨ベースで前年同期比4%増となった。  

継続事業のEBITDAは3億3,700万スイスフランに増加した。これは売上拡大と営業レバレッジを背景に利益率が改善したことや、効率性改善プログラムの効果的な実施の継続を通じて上半期に1,500万スイスフランの追加的コスト削減が実現されたことによるものである。EBITDA利益率は、3つのビジネス分野すべての収益性向上や、徹底的なコスト管理の継続を受けて、前年同期の15.0%から16.6%に上昇した。  

2021年度上半期、グループ全体の純利益は、前年同期の9,000万スイスフランから1億5,700万スイスフランに拡大した。この改善の要因としては、収益性の向上、特別コストやコーポレートコストの減少、効率性プログラムに基づく節約、非継続事業の貢献の拡大があげられる。 

グループ全体の営業キャッシュフローは、前年同期の8,900万スイスフランから1,500万スイスフランに減少した。この減少の主因となったのは、売上の拡大を背景とする売掛金の増加や、需要の拡大と非安定的な物流チェーンの状況に伴う不透明性に対応するための在庫の確保、一部のビジネスにおける対応する原材料の不足、そして効率性プログラムに引き当てられていたキャッシュの清算であった。 

グループ全体の純負債は、例年のキャッシュフローおよび正味運転資本の季節的パターンを受け、2020年末時点の10億4,000万スイスフランから12億9,000万スイスフランに増加した。    

非継続事業 

2021年度第2四半期の非継続事業(顔料)の売上は、既存事業の比較ベースで(2020年度第2四半期のマスターバッチの売上を除く)、現地通貨およびスイスフラン換算で17%増となった。2021年度上半期の非継続事業(顔料)の売上は、経済環境の力強い改善に下支えされ、既存事業の比較ベースで(2020年度上半期のマスターバッチの売上を除く)、現地通貨で10%増、スイスフラン換算で8%増となった。 

2021年度第2四半期、上半期ともEBITDA利益率は上昇した。これは顔料ビジネスの売上水準の高まりや、対応する営業レバレッジの改善、効果的なコスト管理の最適化、そしてマスターバッチビジネスの売却によるものであった。  

クラリアントは、ホイバッハグループおよびSKキャピタルパートナーズとの間で顔料ビジネス売却の最終契約が締結されたこと、売却の実行は2022年度上半期に行われる見込みであることを発表した。 

見通し – 2021年度通期(1~12月)業績は拡大を予想 

集中戦略を持った持続可能で革新的なスペシャリティケミカル会社であるクラリアントは、サステナビリティとイノベーションを通じて、市場平均を上回る成長と収益性改善の達成を目指す。当グループは、2019年のヘルスケア用包装材ビジネスの売却と2020年のマスターバッチビジネスの売却、顔料ビジネスの売却契約締結を通じ、ポートフォリオを大幅に再編している。  

2021年度第3四半期、クラリアントは、ケアケミカルズビジネス分野のインダストリアルケアビジネスの回復と、触媒ビジネス分野の石油化学ビジネスに対する需要、天然資源ビジネス分野の3つのビジネスユニットすべての成長の継続を主因として、グループが3つのビジネス分野すべての拡大に裏打ちされ前年同期比(現地通貨ベース)で引き続き力強く成長すると予想している。クラリアントは2021年度第3四半期の利益率について、販売数量の増加、徹底的なコスト管理の継続、および価格調整措置を通じて原材料費や物流コストの上昇を相殺することにより、前年同期比で改善することを目指すが、利益率の上昇幅はわずかに緩やかになると見ている。  

クラリアントは2021年通期の見通しとして、スペシャリティポートフォリオの売上拡大と収益性の改善、および業績改善プログラムによるプラスの影響を背景として、継続事業の売上が現地通貨ベースで7~9%拡大する(2021年7月1日付のインド・グリコール社のジョイントベンチャーの統合を含む)とともに、EBITDA利益率が16.0~17.0%に上昇すると予想している。この予想は、景気回復が継続するという前提に基づいているが、依然として不透明な状況が続いている。  

クラリアントは2021年11月23日に「キャピタルマーケット・デイ(資本市場の日)」を開催する予定である。 

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