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クラリアント、Exolit® OPシリーズ難燃剤の生産施設を中国に建設開始

クラリアント、Exolit OPシリーズ難燃剤の生産施設を中国に建設開始。
  • 6,000CHF(スイスフラン)を投資し、クラリアントのExolit OPシリーズ難燃剤の生産能力を大幅に拡張
  • 現地生産によって、アジアで急成長する電気電子機器業界への対応を強化
  • 今回の投資により、クラリアントの中国における基盤をさらに拡大し、2023年までに大亜湾(Daya Bay)の既存施設を戦略的拠点に変革する

スイス・ムッテンツ、, 2021年12月22日 - クラリアントは、広東省恵州市の大亜湾に保有する工場敷地に、難燃剤「Exolit OP(エクソリット)」の生産施設を建設することを発表しました。クラリアントは、現地での生産能力を確立することで、中国国内の顧客にソリューションを提供するスピードを大幅に向上させます。中国を含めたアジア市場においては、急成長を続ける電気・電子機器産業、特にe-モビリティ、5G通信や輸送機関などの牽引によって、クラリアントの革新的で持続可能な難燃剤の需要が急速に高まっています。

クラリアントのCEOであるコンラッド・カイザー(Conrad Keijzer)は、「中国はクラリアントにとって最も急速に成長している地域の一つであり、今後もこの傾向が続くものと期待しています。私たちは約6,000万CHFの投資によって、革新的で持続可能なExolit OP難燃剤を現地のお客様に提供する生産施設を確立することで、中国における事業基盤の拡大に向けて新たな一歩を踏み出し、現地市場での当社のポジションを引き続き強化してまいります。」と話しています。

現在、大亜湾のクラリアントの施設には、同社でアジア初のエトキシル化プラントが稼働しており、ケアケミカル事業分野における医薬品、パーソナルケア、ホームケア、産業用アプリケーションなどのサービスを現地の顧客に提供しています。

今回の投資は、中国におけるクラリアントの成長戦略に沿ったものであり、中国の持続可能性への変革を推進するため、カスタマーエクスペリエンスおよびイノベーションと同様に、事業基盤の拡大が非常に重要な役割を担っています。クラリアントでは、最近上海でOne Clariant Campusが完成、滄州にTiangang社と共同で最先端の生産施設を新たに開設、2022年には嘉興のCatofin® 触媒の新施設の稼働開始を予定している。これらの投資に支えられ、今後、成長資本支出(設備投資)の約35%を中国に割り当てることにより、中国におけるグループの売上シェアは、2020年通年の10%に対して、2025年までに約14%に成長すると予想しています。

クラリアントの添加剤ビジネスユニットでグローバルヘッドを務めるフランソワ・ブレガー(Francois Bleger)は、「私たちは中国に生産施設を設けることができ大変嬉しく思います。アジアのお客様の近くで生産することで、協力関係の強化を図るとともに、お客様の開発ニーズに応じてソリューションをカスタマイズでき、リードタイムを大幅に短縮することができます。この新しい施設はまた、独・クナップザックにある既存施設を含め、当社の生産ネットワーク全体の強化にもつながり、世界中のお客様にとっても有益なものとなるでしょう。」と話しています。

新しい生産施設の建設は、本日の起工式をもって開始されます。建設過程では、可能な限り現地の資源が使用されます。本プロジェクトは、2023年に完了し生産を開始する予定です。施設の完成後、クラリアントは生産に必要な原材料を中国国内で調達する意向です。

クラリアントのExolit OPシリーズ難燃剤は、ハロゲン系難燃剤と異なり、環境への負荷が低く、危険物として取り扱われないホスフィン酸金属塩をベースとしており、その実績と優れた環境および健康プロファイルが認められ、クラリアントの持続可能性ラベルであるEcoTain®も付いています。Exolit難燃剤は、スマートフォンやパソコンなどの電子機器に難燃性を付与し、インフラ用途においては炎や煙の拡散を遅らせるなど、独自の燃焼保護特性を発揮します。近年ではe-モビリティの拡大に伴い、バッテリーパックなどの電気自動車部品から充電スタントまで、さまざまな機器の保護において重要な役割を担っています。また、新たな5Gテクノロジーの拡大に伴い、より高密度で技術的に精巧な構造を持つ新世代のユーザー機器を保護するためにも、革新的な難燃剤が求められています。

クラリアントは、1990年代から、有機ホスフィン酸塩をベースにした新しい難燃剤技術を発明し、継続的に開発してきました。クラリアントは、この革新的な技術を、世界中で500件以上に及ぶ有効な個別特許または特許出願から成る特許ポートフォリオによって保護しています。これらの特許はホスフィン酸塩系難燃剤および関連のポリマー組成物を対象としており、プラグコネクタ、回路基板、封止材、電源プラグ、LEDハウジング、コンデンサハウジング、携帯電話用充電ケーブル、エンジンカバーなどの構成部品や最終製品に関連しています。クラリアントは、難燃剤の製造に関して特許で保護された技術を、中国や他のいずれの国においても他のメーカーにライセンス供与したことはありません。

® はクラリアントの登録商標です。